内容説明
ゲルマント公爵夫人(プルースト『失われた時を求めて』)のモデルの自伝。長い間恋人であったモーリス・バレスから、プルースト、コクトー、ジイド、ヴァレリーらの文人、クレマンソー、ブリアン、ブルムらの政治家に至る広範な交友関係、その美貌、そして何よりも、その作品によって有名であったノアイユ伯爵夫人。コレットをおさえて「文壇の女王」に選ばれ、女性ではじめてレジオン・ドヌール三等勲章を受章し国葬された、偉大なる女性作家の自己形成の物語。
目次
第1章 パリ生まれ
第2章 両親
第3章 湖畔の読書
第4章 レマン湖のほとり
第5章 アンナという子
第6章 夏の夕暮れの散歩
第7章 父の死
第8章 母との日常
第9章 コンスタンチノープル
第10章 憂鬱な毎日
第11章 パデルヴスキーの出現
第12章 友人たち
第13章 思春期
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