内容説明
「母親」「父親」って、何?長年にわたり女性たちへのインタビューを積み重ねてきた著者が、フロイト/ラカンの図式的解釈による「母親」=悪役イメージを脱し、女性も男性も生まれてくる子供も本当に幸せになれるような、新しい「母親」「父親」の創造を提唱する、女性・男性とも必読の一冊。
目次
1 「母性本能」という三千年来の神話(言説のなかの子供;自然なる母親;邪悪な母親という自然 ほか)
2 現代の母性(母性のリスクと願望;妊娠―知られざる者(胎児)の時間
新生児と知り合う時間 ほか)
3 イオカステの解放―新しい親の生成(子供の自己創造のために;男性という仮面;将来の女性 ほか)