内容説明
本書は、日本列島の汚染をつかむ努力に重点をおいたものとなっている。世界的にみても、ダイオキシンは最も留意すべき「環境ホルモン」物質の一つであるが、とりわけ日本では、深刻さにおいて突出しており、この問題をぬきにして日本の環境問題は語れない。
目次
1 日本に“セベソ”はあるか―ダイオキシン汚染の現状(“トコロザワ”は訴える;「生殖」からみた“セベソ”;土からの恵みを奪うダイオキシン;発ガン性研究の新展開;環境ホルモンをめぐる国内のさまざまな動き;環境行政の転換をもとめる)
2 日本の乳児たちは、いま―母乳汚染の社会史(母乳汚染の社会史)
3 性からみた技術文明社会(性の決定―セックスとジェンダーは分けられるか;医薬品としての化学物質―DESの60年;化学物質安全管理の思想を越えて;科学技術批判に向かう一つの思想―エコフェミニズム)
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