内容説明
森といっしょに、息をしよう。おもいっきり吸って、ゆっくりとかえそう。森はわたしたちのなかにある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
111
森の木々を主人公にして、いのちの循環を描いた写真絵本。大きな木が倒れて、そこから新しい循環が始まる。木が立っていた時に葉っぱで覆っていた空間にぽっかりと窓が開く。そこから光が射し込み、風の通り道になる。大きな木は何世代も前から動物たちの生と死を見守っていた。動物は死んで、森の土となり、森を育ててくれた。今度は自分の番なのだ……。なくなってしまうものなど何一つないのだ。悲しみは土に染み込んで、喜びが緑の芽になって、新しいいのちが生まれる。2010年3月初版。2016/04/20
けんとまん1007
42
まさに生命の循環。これほど、すっとこころに入ってくる本は、そんなに多くはないと思う。これは、生命の尊厳にもつながる。小さな物語が、一つずつ繋がって、大きな物語になる。2025/12/08
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
森にも命が生まれれば、死が訪れる。1つの死から、新しい生命の誕生を学ぶ絵本。2019/04/17
遠い日
9
姉崎さんの写真に、片山令子さんが文章を書く。森の大木が倒れ、命の終わりと始まりとが同時に開始される。「森のいのちは、ぐるぐるまわっている。なくなってしまうものなんて、何もないのだ」「めぐるめぐる、森のいのちはめぐる。とぎれておわってしまうことなど、何もない」ということばに、壮大でうねり繋がるエネルギーを感じる。時間が降り積もった森のなかでは、過去が未来であり、未来が過去でもある。2013/02/11
AB-OK
7
美しい深い森の写真とストレートな描写が、そのまんま心に響いてくる。ぼーっと眺めているだけで癒されるし、読めばあっと言う間に森の中へ連れて行ってくれる。 命の循環。その仕組みの中に自分も組み込まれたい(循環葬)と願っているので、もしかしたらこの絵本は、何度も読み返す数少ない絵本になるかもしれない。 私が持ってるのは、フェリシモで3冊1セットが毎月届くというもので、サイズもハガキくらいの小さなタイプ。買うだけ買って、全く読んでいなかったこのシリーズ😅2025/12/03




