感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
30
本棚整理。お人好しの小人のオジサンの話を読んだので。こちらは村はずれのボロ家に住む元船乗りのペーテルおじさん。器用・博識・お人好しという子どもの憧れ三拍子そろった素敵なリタイアおじさんのお話。そういえばファージョンの『町かどのジム』おじさんも元船乗りの船員恩給組。つましい暮らしながら、街を愛し人を愛し、忙しい両親とは違った愛情と夢を子供たちに与えてくれる。服に継ぎあてのある子ども・はだしの子ども、決して豊かではないけれど、家業に誇りを持ち自分が役に立てることに喜びを見出した彼らの「行列」の輝きと言ったら。2022/01/29
あおい
18
何でも上手にできてみんなに親切で優しいペーテルおじさん。見返りを求めないからいつも貧乏な彼が困った時にはみんなで助ける。人徳だねぇ。2016/04/23
Naomi
15
ペーテルおじさんみたいな人が子どもの頃、身近にいたら、それはそれは魅力的だよなぁって思います。「ペーテルおじさんの役に立ちたい」という、子どもたちの気持ちが素敵です。チターという楽器を初めて知りました。調べてみたら、なんだか懐かしさを感じる音色でした。2014/04/21
はる
13
図書館本。何故ペーテルおじさんにお金がないのか?の疑問を吹っ飛ばすほどに一場面一場面が素敵だ!ちょっとゆがんだボロ家?もヒラメ目玉のお役人様さえも。思わずメガネをかけ替えて港の旅人の荷物の文字まで読んでしまった。デリー、ウィーン、ベルリン、オスロ!この旅人何者!?おいわいのリースは何の葉っぱでできているのだろう。ああ、混ざりたい。2015/12/20
Cinejazz
10
〝僕らの大好きなペーテルおじさんは、町の通りのいちばん端のボロ家で暮らしていました。おじさんは、ロシア語、ドイツ語、トルコ語など沢山の言葉を話し、世界の隅々まで航海しました。おじさんは、フル-トやマンドリン、チタ-を弾いたり、綺麗な曲を口笛で吹くこともできました。おじさんは、木を削り船を造っては、町の子どもたちにプレゼントしてくれていました...。ある日、おじさんの家が取り壊されることを知った僕たちは、皆で力を合わせることに...〟スウェ-デンの絵本作家エルサ・ベスコフの心温まる絵本です。2023/05/11
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