内容説明
説明→発問・指示→活動→評価のサイクルで行う!「教材・素材研究」で得た「解釈」をもとに、「シンプル」な発問・指示・説明によって子どもを学びに向かわせる!学習内容が共通していれば、教材が変わっても発問・指示を共通させられる!「教材・素材研究」が、「教材ごとの授業の構成」が、「毎時間の授業」が楽になる!次の見通しが立つので、子どもも楽になる!くり返しスパイラルに学んでいくことで、子ども達に多様な力がつき、より「深い学び」に近づけられる!
目次
第1章 「主体的・対話的で深い学び」に向かう国語科授業とは?
第2章 国語科授業をパターン化する!
第3章 「話す・聞く・読む・書く」を指導するヒント!
第4章 国語科授業をさらに「楽しい」ものにするヒント!
第5章 国語科授業をさらに「深い」ものにするヒント!
第6章 低学年の国語科授業をパターン化する!
著者等紹介
南惠介[ミナミケイスケ]
小学校教諭。1968年、岡山県生まれ。岡山県美咲町立柵原西小学校教諭。中学校、小学校での講師での勤務を経て、小学校教諭となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ムーミン
7
確かにポイントになる部分をパターン化している。形たけをなぞることになる危うさもあるが、一つの教材を扱う際の見通しをもって授業を行う経験を重ねのは意味があると思う。平行してよくわかる指導者に一つ一つの過程について丁寧に教えてもらうとさらによいと思う。2018/04/22
jotadanobu
2
参考文献などを見ると自分自身読んで参考にしているものが多く、示されているパターンは自然と自分自身の単元構成と似ていた。パターンよりも、目の前の子どもに合わせて出されている、補助発問がすごく勉強になった。必要であるならば、という前置きが多くあるが、そここそが南先生の懐の深さであり、パターンがただの形式的なものにならない要因ではないかと感じた。 主発問を参考にしつつも、補助発問はしっかりと、今の学級の子どもたちに合わせたものにカスタマイズしていけるようになりたい。2018/04/30
mori
2
国語の普段の授業をどのように進めるかに時々悩む。だから一定のパターンを知ることができるのはありがたい。また、パターン化することは、教師も子どもも授業を見通せること、身に付けたフレームは次の作品を読むときや次学年に活かせる汎用性があるという主張に共感。今の学習指導要領がめざす姿にも合致している。授業づくりを学び続けた筆者が様々な文献や先人から得た技を取り入れた「型」を示す良書。きっとまた読み直すだろう。2018/04/08
にくきゅー
1
国語科授業のパターン化の先達としては、浜上薫、寺崎賢一、野中信行がいる。芦田恵之助の芦田七変化はパターン化と捉えるなら、また違うんだろうけど。これらの提案との違いは、学習指導要領との関わりを示したことだろうか。2018/11/04