内容説明
あっちゃんは、生きものが大すきな女の子です。犬のブッちゃんも、六十ぴきのウサギも、へやの窓にやってくるツグミも、みんな友だちです。そんなあっちゃんを、ある日『ミトコンドリア脳筋症』というとてもむずかしい病気がおそいます。話すことも、体を動かすこともできなくなってしまったあっちゃん。でも、あっちゃんは希望を失いませんでした。生きものを愛し、生きものに愛されたあっちゃんは、きらめく羽をつけて、大空へ―。
著者等紹介
井上こみち[イノウエコミチ]
埼玉県に生まれる。日本児童文芸家協会会員。1983年、新聞社募集の童話入選作が出版されたのを機に作家活動に入る。人と動物のふれあいをテーマにしたノンフィクションを多く手がける。『海をわたった盲導犬ロディ』(理論社)で、第一回日本動物児童文学賞受賞。『カンボジアに心の井戸を』(学習研究社)で、第28回日本児童文芸家協会賞受賞
狩野ふきこ[カリノフキコ]
高知県に生まれる。広告関係の仕事をへて、絵本・さし絵の世界に入る。以来、子どもを中心に表情豊かな作品の数々を描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。