内容説明
なんとも愛らしい“ぶた”がフィンランドからやってきた。インテリで心優しいぶたが思いつくのは、私たちにはおよそ想像のつかない事ばかり。短い手足をいっぱいに使って、どんな小さな事にも必死で取り組むその姿には、思わず頬がゆるみます。ユリア・ヴォリの不思議なユーモアの世界へあなたもご一緒しませんか。
著者等紹介
ヴォリ,ユリア[ヴォリ,ユリア][Vuori,Julia]
1968年生まれ。ヘルシンキ美術工芸大学で美術を学ぶ。フィンランド最大の日刊紙『ヘルシンキ・サノマット』にウサギが主人公のイラストを連載中。ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞(2001年)、IBBY(国際児童図書評議会)オナーリスト優秀作品賞(1996年)、ルドルフ・コイヴ賞(1999年)など受賞多数。ステファン・ポワレと結婚、2000年息子ルカを出産。ヘルシンキ在住
森下圭子[モリシタケイコ]
日本大学芸術学部卒業。1994年9月ムーミンとトーベ・ヤンソンの研究のためフィンランドに渡る。研究のかたわらフィンランドの芸術活動に参加。1998年秋に音楽空間Tse‐Tse設立、共同主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
23
【図書館】この表紙はよく見かけるけど読んだことはなかったな~と思って借りたのですが、何だこれ読みにくい~。お話も作者の自己投影なのかな~?大人の世界の話って感じで楽しめなかった。絵は可愛いんだけどな…。2015/05/19
gtn
19
案外落ち込みやすいぶたさん。しかし、ペンギンやにわとり、ウシ、ミミズ等、仲間たちとの付き合いが忙しく、憂鬱を引きずる暇がない。2019/09/14
かぼちゃりん@花粉症はつらいよ
17
森下圭子/訳。……すげーシュールで、びっくりした~(;・ω・) コマ割のようなそうでないような、小さな絵が並んだ画面と、負けず劣らずびっしり並んだ小さな手書き文字。そしてストーリー性を求めてはいけないかのような、奇想天外な展開。すご~くたくさんのページを読んだような気がしていたけれど、あとで奥付け見たら32ページで、絵本ではごくふつうのページ数でした。こんなに濃い絵本は久々だわ。っていうか、これは大人向け絵本やね。2015/04/05
Aya
16
【図書館】大好きなバムケロシリーズの島田ゆかさんと親交のあるフィンランドの絵本作家ということで借りてみた。まず、シュールな世界観にびっくり。1ページ1ページ、漫画のようにコマ割りされて物語が展開されているので、絵本だけどボリューム満点!観葉植物と映画を観に行ったら植物は学割とか、洗濯ばさみが見つかるまでスズメにタオルを押さえててもらう(終わったら足のエステ)とか…本当にもう予想不可能!ぶたの読んでいる本のタイトルもまた怪しくて気になるところ。2015/01/31
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
ふてぶてしい態度の表紙のぶた。でもマジメで一生懸命なぶたなんです。見た目とのギャップがいいです。 『大人が読みたい絵本500』 https://bookmeter.com/books/10792865 で紹介されていた。【リセットしたいとき】2019/04/12