著者等紹介
チムニク,ライナー[チムニク,ライナー][Zimnik,Reiner]
1930年、上部シュレジエン地方ボイテン(現ポーランド領)生まれ。ミュンヘン在住。簡潔な絵と文章で、独特の世界を構築しており、寓意性が高く、批評精神とユーモアがあふれている
矢川澄子[ヤガワスミコ]
東京生まれ。著書に、「わたしのメルヘン散歩」(筑摩文庫)、「風通しよいように…」(新宿書房)など、多数。2002年5月、歿
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感想・レビュー
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ゆう
33
美しいケーキを出してくれたお店の片隅に、10冊ほど中古本が置いてあった。メモに販売の文字。どれも美しい海外文学の本たちだった。見知らぬ作家だったが、矢川澄子さんの翻訳。ぱらりと開くと、細い線で愛嬌あるイラストが描かれている。気に入って購入し、おうちでスコーンとお茶をおともに本日読了。(本当は美しいケーキと読みたかった)ドイツのお話かと思いきや、物語の始まりはパリ・セーヌ川のほとり。訳あってそこを追い出されたヨナスはピカピカの車で、時に飛行機で世界中を巡ることになる。束の間の世界旅行はとても楽しかった。2021/11/23
小夜風
29
【所蔵】チムニクさんの本は文章が先なのか絵が先なのかどっちだろう。この絵が描きたいがために、この文章な気もします。自由の女神とかプッと吹き出すくらい可笑しな絵(笑)。でも味わいがあって可愛らしいのです。飛行機やヘリコプターも可愛かった。身の丈に合った生活が、結局一番幸せなことなのでしょうね。2016/04/25
マホタ
2
線画が良い味を出している。何とも懐かしい雰囲気たっぷりのステキなイラストと、子どもの頃読んだちょっと意地悪なお話のスパイスを持った話の調和が素晴らしい。人は富と名声(と言えるのかは謎)を手に入れて、原点に戻りたくなる生き物なのかもしれない。チムニクのイラストでトートバッグとかTシャツを作りたくなる!(笑)2016/02/05
斑入り山吹
2
出版社が倒産したせいか、このシリーズがやたらとブックオフに並んでいた。なかなか個性的な本なんだけどねぇ。本はさっさと読めてしまった。なかば絵本だから。翻訳が矢川澄子氏だもん、読むでしょう!矢川氏は英語もドイツ語も翻訳してしまうのね。絵がホッツェンプロッツに似ているかも。時代と地方のせいかな。話はまあまあよかった。残りの数冊を手に入れるかどうか、ちょっと考えるけど。2012/10/09
温
2
辛口。単純なストーリーと絵の中に「よのなか」がちゃんと映っている。2005/06/11
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