内容説明
かわりもののマルヒゲさんの建築事務所にある日持ちこまれたのは「人間とこびとがいっしょにすむ家」の設計。大きさのまったく違うふたつの生き物が同じひとつの場所を共有しながらどうやってなかよく暮らしていくか。マルヒゲさんたちは頭をひねります。たったひとつしかない地球のうえでほかの生き物たちといっしょに生きてゆくにはどうしたらいいのか。建築家出身の作者が絵本を舞台にしてそんなことに本気で取りくんだすごくまじめなけれどもとっても楽しい絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Naomi
15
『ドワーフじいさんのいえづくり』を読んで、他の絵本も読んでみたいと思って、図書館で借りました。 ちいさな「にんげん」との共存、大変さもありますが、すごく楽しそうです。呼び方を変えるところに、「かわりもののマルヒゲさん」の愛を感じます。2020/10/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
人間と小人が一緒に住める家造り。小人を人間と言い、人間を巨人という発想。そして建築家の青山さんらしく細部にわたる設計の細かさ(表紙から!)がすごい。完成された家も、細部を見るのに飽きない。小人と人間の共存いいですね!2019/12/30
Lesen
11
小人と人間が一緒に住める家を作り直してほしいと頼まれました。人間(小人)は巨人(人間)の家では危険がいっぱい。スケッチブックに書かれた住むためのアイデアが楽しかったようです。協力して家を作っている所も良かったようです。でも、私はもう少し詳しく家の造りが見たい。2017/05/17
ヒラP@ehon.gohon
9
建築家の青山さんならではの絵本です。 人間と小人が共に暮らせる家を建てるにはどうしたら良いか、考えたらいろんな問題とアイデアが出てきました。 結果として完成した家は住みやすいのかどうかは解らないけれど、間違いなくみんなで建てた納得感は得られました。 自分たちも回りと共存できる街ができればうれしいですよね。2017/02/25
ははは
7
よのなかのうごきからはずれたかわりもののマルヒゲさん!「人間とこびとが一緒に住める家をつくる」そんな変わり者がいなきゃ世の中つまんないものね!つい自分もどんな家がいいか?少し頭をひねって考てしまいました。2012/05/07
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