夜の子どもたち

夜の子どもたち

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  • サイズ B6判/ページ数 429p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894191365
  • NDC分類 K913
  • Cコード C0093

内容説明

ある日突然、登校拒否におちいった五人の子どもたち。若きカウンセラーの調べによると、彼らにはある共通の恐怖体験が…。昼とは全く別の顔をもち、夜を異常なまでに恐れる大人たち。暗黒の闇につつまれた町を舞台に、若きカウンセラーと子どもたちが、幾重もの謎に立ち向かう。日記を綴るように一日一章づつ読みながら、11日間の冒険を彼らと共に体験できる、ひと夏の夜の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

3
ファンタジーかと思いきや、ホラーなのかと思っていたら、最終的に陰謀的な話になっている。党派制が強い。作者は学生運動を盛んにやっていたタイプであろう。結局のところ子どもたちのその時の心よりも主義主張の強さを優先させているということはしっくり来ないところであります。まあ序盤の幻想的な雰囲気よりも後半の思想の方が持て囃されてしまう時代であった、ということなんでしょうかね。『ぼくらの七日間戦争』になり損ねた作品というのは過大評価か。2025/01/10

kenitirokikuti

3
この96年の加筆訂正版から読んだ(オリジナルは85年)。元は一人称(ごくたまに別の人物に移る)で、加筆版は三人称に改められている。そのほか、時事性の強い事柄が改められている。しかし、その加筆版からさらに20年経っているため、今読むと逆に分かりづらくなっている。オリジナルが中曽根時代に書かれたもので、TDLができたばかりの頃、という知識を前提にして読むのがベターだと思う▲でも、こういう児童文学寄りのファンタジーは、宮崎駿とハリー・ポッターがごっそり持って行ってしまった感が強い。2017/06/03

sattin

2
子供のとき読んだがもっと怖かったような。後半がちょっとうやむやになっているのがもったいない感じ。陰謀論と古代ホラーが混ざってるようなのが独特です。あと、絵が怖い。2014/06/08

S@YOPECO

1
絵が怖い(笑)脳内再生とのギャップが大き過ぎた(笑)主人公の勝ち気な生意気さがイケ好かず 最後まで 共感できなかったよ〜( ノД`)2017/03/10

KounoNao

1
こどものころに読んだもの、の20年後再読。装丁が当時とちがっている…ソフトカバーだった。ひどく怖かった記憶があるのだけれど、「つまり挿絵の小林敏也さんが、とてもとても効果的な絵をつけている」のが、大きな助けになっているのかも知れない。いちおうおとな(?)になって、心理学などをかじってしまった身となっては、有り得ない設定が多すぎて、もう入り込めなくなってしまったかも知れない…。予備知識なし、で読んだら、いいのかも知らないけれど。ただ、「もう主人公の年齢設定行動が現代に全くそぐわない」とは、はっきり言える。2013/02/04

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