内容説明
あらゆる創作ジャンルに挑戦するファンタジィ作家の虚構へのオマージュ。「ぽっぺん先生」シリーズの舟崎克彦が「絵本を含めた子どもの文学を創るとはどういうことなのか、子どもの文学とは何か、それはどのような歴史をたどり、現在に何を語りかけているか」を、力強く、的確に、魅力的にかたりきかせてくれる児童文学論。
目次
1 周辺飛行(童話であること;逃走の第一歩 ほか)
2 文学散歩(想像力の創造;ネヴァーランド症候群 ほか)
3 書籍探訪(ケルト君の夏休み;アンリ・ファーブル『ファーブル昆虫記』奥本大三郎・訳・解説 ほか)
4 教訓映画館(「奥様ご用心」;「悲しみよこんにちは」 ほか)
著者等紹介
舟崎克彦[フナザキヨシヒコ]
作家・イラストレーター。1945年、東京生まれ。学習院大学卒業。白百合女子大学教授。主な作品―児童文学・「雨の動物園」(岩波書店、国際アンデルセン賞優良作品賞)「ぽっぺん先生」物語シリーズ(岩波書店、赤い鳥文学賞、路傍の石文学賞)他。絵本・「あのこがみえる」(絵・味戸ケイコ。偕成社、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞)「かぜひきたまご」(絵・杉浦範茂/サンケイ児童出版文化賞)「悪魔のりんご」(絵・宇野亞吉良、小学館、日本絵本賞)他、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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