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ともしびの木

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 19X20cm
  • 商品コード 9784894190610
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C8793

内容説明

遠い遠い、空の向こう。燈台の国がありました。この国の人々はみな、燈台を住み家として暮らしています。多くの旅人たちがここを訪れ、そして次の国へと旅立ってゆきます。それぞれの燈台では、一本のともしびの木を大切に育てていました。木からとれる赤い実が、燈台の光を強く明るく輝かせてくれるのでした。

著者等紹介

小松千明[コマツチアキ]
宇都宮生まれ。児童文学作家の岩崎京子先生に師事し、童話を学ぶ。現在、英語教室主宰。毎日多くの子供たちに囲まれて生活している

小松修[コマツオサム]
東京生まれ。現代童画展にて現代童画大賞など受賞。チェコ、ブラチスラバ絵本原画展出品。日本デジタルアートコンテスト佳作賞。2006年イタリア、ボローニャ国際絵本原画展入選、イタリアSarmede展出品。現在、現代童画会常任委員、ディジタルイメージ会員、美術大学、専門学校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

100
表紙買いしてしまった通り、小松修氏の静かな雰囲気の絵はどのページもフレームに飾りたくなるほど好みだった。人々の住処は燈台という国を舞台に、明かりを灯すための「ともしびの木」が弱って明かりが灯せなくなったことと、流れ着いた記憶喪失の少女の関係が明らかになる話。なのだけど・・幻想的なムードはいい感じなのに、せっかくの感動すべきはずの展開においても淡々と物静かなままなのが、少々残念だった。主人公を少女にして、彼女視点で語っていくほうがもしかしたらメリハリ出たんじゃないかなと思ってしまった。2014/04/10

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

50
静かな印象の幻想的な絵が目にやさしい本です。遠い空の向こうにあるという燈台の国。それぞれの燈台では一本の【ともしびの木】を育てています。この木から取れる赤い実が燈台の光を明るく輝かせてくれるのです。ところが、赤い実が取れなくなって燈台は旅人を導く事ができなくなってしまいます。主人公のヤンセンは、光が絶えないよう、最果ての海に向かいます。大人が読むことを想定した本に思えます。話のスケールに対し紙面が足りなくなってしまった印象があるかな。Amazonバーゲンブックで購入。きれいで小さな絵本です。2014/07/27

り こ む ん

26
絵本カフェで気に入った絵本。灯台の命とも言える「ともしびの木」が、原因不明て、実りをつけなくなり、その原因を究明するお話。派手な冒険ではなく、青を基調に静かな絵柄は大人絵本。様々な灯台と、不思議な魚が登場するのが、おもしろい。旅人の道しるべの灯と、そこに暮らす人々の心の灯を求めて最果ての沼へ。ともしびの木。タイトルが素敵たと思う。誰の心にも、こんなともしびの木が宿りますように。2015/07/24

gtn

12
使命は思い出すものなのかもしれない。思い出した時、自分の価値にも気付く。2020/02/13

にゃこ

5
ただひたすらに海中の幻想的な世界に魅せられる絵本。素敵な物語なのにあっさり終わってしまった感がすごく残念。2019/05/12

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