乱歩―夜の夢こそまこと

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  • サイズ A5判/ページ数 135p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894190382
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

目次

怪人二十面相
黒蜥蜴
D坂の殺人事件
屋根裏の散歩者
人間椅子
押絵と旅する男
目羅博士の不思議な犯罪
盲獣
白昼夢
Rampo

著者等紹介

石塚公昭[イシズカキミアキ]
1957年東京生まれ。1977年東京クラフトデザイン研究所陶磁器科卒業。岐阜県瑞浪市、茨城県高萩市にて製陶業に従事。1982年「ブルースする人形展」でジャズ、ブルースミュージシャンの人形を発表(以降、個展多数)。1996年「ジャズ・ブルース人形と写真展」からモノクロプリントを発表しはじめる。「夜の夢こそまこと展」より文士・作家シリーズを展開。1999年写真の古典技法オイルプリントを発表しはじめる。2004年「たてもの園・作家のいる風景」(江戸東京たてもの園)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あたびー

36
40cm程の人形だといふ。その乱歩先生そつくりの人形が、乱歩小説の中の登場人物となつて、屋根裏を這いづり回つたり、椅子の中に潜んだり、するのである。寫眞のロケエションも、江戸東京たてもの園やら岩崎邸やらと実に贅沢に選んであつて、あひだに当時の絵葉書やなにかを挟んだりするものだから、ご覧なさい…あゝ、あなた、いけません、遠眼鏡をさかさにのぞいちやあ……ほおら、絵の中へはいつておしまひになつた……2023/03/27

浮草堂美奈

2
再読。乱歩忌だったので。乱歩の世界を人形を駆使してあらわした写真集。夢の世界を覗き見る快楽。2018/07/29

もずく

1
35冊目。やっぱ乱歩読まないとー2015/04/14

Lighthouse Keeper

0
乱歩の小説世界を特撮写真で再現。乱歩本人や二十面相、紅蜥蜴は20cmほどの人形を製作し俳優演じる明智探偵と共演させている。この人形がよくできていて、特に乱歩は秀逸。粒子粗めの白黒だと、人形っぽい肌の質感が消え、生身の人間と見紛うほど。二十面相の悪人ヅラもイメージ通り。7作品の主要シーンのみの再現だが、ぜひ1作品通して写真化されたものが見てみたい。2012/09/01

紅独歩

0
乱歩自身にそっくりな人形を、乱歩作品のなかに登場させた写真集というかなりヒネリの効いた本。人形やセットの出来は素晴らしいが、少々データを加工し過ぎか。もう少しシンプルに見せた方が凄味が伝わると思う。「怪人二十面相」や「D坂の殺人事件(特に古本屋のセット)」「盲獣」が特に面白かった。逆に不満だったのは「屋根裏の散歩者」で下の部屋を覗く構図がなかった事、「押絵と旅する男」でせっかく良い出来の押絵を活かしきれていなかった事。「パノラマ島綺譚」や「孤島の鬼」「陰獣」などの長編も見てみたい。2009/01/08

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