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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
76
1991年初版のパロル舎、宮沢賢治絵本。イラストレーターの小林敏也さんの版画が素晴らしく画集としてもとてもいい装丁です▽全フリガナつき。旧仮名づかい。「東に病気の~北に~」のくだりは折り込み観音開きの大判ページ。どのページも額に入れて飾りたい。2024/06/10
ちえ
42
これはすごい!誰でも知っている「雨ニモマケズ」その一言一言を版画に。衝撃的。素晴らしかった。2023/01/04
Kumiko
34
人から「でくのぼう」と呼ばれることが、どれだけ勇気のいることか。こんな生き方が出来たら…。何度読んでもそう思ってしまう。2017/05/23
gtn
33
やはり、最後の法華経の曼陀羅は、強烈な印象を与える。その視点から見直すと、「決シテ瞋ラズ」と表記しているが「怒ラズ」ではないことに気付く。仏法用語として「瞋」とは地獄の境涯をいう。何事も一念。境涯が高ければ、苦を苦と感じないということか。卑近な例えだが、上司や同僚に腐されればカッとするが、幼い実子に「パパ、嫌い」と言われても、可愛いとこそ思え、立腹しないのと同じ。2024/05/11
ベル@bell-zou
30
文の印刷とは別に、その絵の中に文があしらわれている。ページをめくるたびに次の文が現れる、なんとも粋なつくり。"東ニ病気ノコドモアレバ…"からの東西南北の行は見開き4ページ分の絵で見せてくる。同じパロル舎「賢治宇宙」を持っているので載っている「雨ニモマケズ」を比べてみたら、この本の表紙のnoteと最後のページ"南無妙法蓮華経"裏返しの四つ折りの紙が挿絵になっている。そこを選ぶセンスよ…。図書館から借りたこの本は1991年刊。状態があまり良くないのが残念だったけれど良い本が読めて満足。2023/01/15