築地

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築地

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784894164116
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C0021

内容説明

江戸開府時から浅草にあった本願寺の別院が「明暦の大火」で焼失。幕府に与えられた代替地は、江戸湊の浅瀬だった。海に「築かれた地」が誕生してから現在まで、さまざまな事件や時代の変化にさらされてきた築地。築地の350年の歴史をふりかえる。

目次

第1章 築地誕生(築地の歴史とともにある築地本願寺;江戸を焼きつくした「明暦の大火」;庶民の寺・本所回向院の成立;海に「築いた地」と佃島門徒の活躍;「名所江戸百景」にこめられた広重の願い)
第2章 震災復興と奉仕のこころ(文明開化発祥の地となった築地;日本仏教が滅亡の危機にたった「廃仏毀釈」;山口藩兵の屯所となった築地本願寺;関東大震災で焼け野原となった築地界隈;み仏の慈悲にみちびかれて;「あそか病院」設立と受け継がれるこころ)
第3章 仏教のルーツを求めて(文明開化の時代の大教養人;仏教伝来の道を探査した大谷探検隊;異能・異才の建築家といわれる伊東忠太;ルーツへのこだわりが生み出した独創的な寺院;新しい時代のシンボルとして)
第4章 戦争が壊したもの(東京大空襲にさらされた築地;戦争が残したこころの傷;料亭の敷地や築地本願寺の裏手で芋作り;地中寺院の集団移転と魚河岸の移転;戦後復興から現在まで変貌を続ける築地一帯)
第5章 いまをいきるために(水辺文化の復権をめざす人たち;活気をうみだす築地市場の誕生;魚河岸気質に支えられた濃密なコミュニティ;新しいコミュニティの〈場〉として;築地誕生から三五〇年、そしてこれから)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

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★★★★☆ 築地は「本願寺」の移転のために埋め立てられたとのこと。なので「本願寺」抜きにしては築地は語れない。現在の本願寺が何故仏教の「お寺」っぽくない建物であるかというと、仏教の発祥の地である「インド」の建築を参考にているとのこと。なるほどと腑に落ちた。2012/10/14

samandabadra

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もともと本願寺は浅草辺りにあったということ、そこから火災を経て、築地に移って来た経緯、その後の歴史などがまとめられた本。築地が埋め立てられてできた経緯や関東大震災のときの話など、貴重な話も掲載2011/02/25

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