内容説明
常に歴史状況の変化とともにあった本願寺教団。二人の碩学による対談のなかから、常に宗教(仏教)の本質を見極めながら時代の課題に応えていく教学の重要性が明らかになる。
目次
はじめに 教団と歴史(運動の願い;問われてきた教学の課題 ほか)
第1章 仏教における「平等」の起点(「教学」ということ;「視座」の共有 ほか)
第2章 歴史状況と主体性(「真俗二諦」ということ;念仏者の主体性 ほか)
第3章 念仏者の歩みと課題の共有(宗教的環境;社会的な活動 ほか)
おわりに 課題の明確化と共有
著者等紹介
梯實圓[カケハシジツエン]
1927(昭和2)年、兵庫県に生まれる。宗学院卒業。浄土真宗教学研究所(現浄土真宗本願寺派総合研究所)元所長。本願寺派勧学、行信教校名誉校長、大阪市廣臺寺前住職
上山大峻[ウエヤマダイシュン]
1934(昭和9)年、山口県に生まれる。龍谷大学大学院文学研究科博士課程(仏教学専攻)修了。文学博士、元龍谷大学学長。浄土真宗本願寺派教学伝道研究センター(現浄土真宗本願寺派総合研究所)元所長、長門市浄泉寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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