内容説明
ロス暴動から2年後の1994年。ロサンゼルス郡ロングビーチの高校に新任教師としてやって来たエリン・グルーウェルは、大きな期待とは裏腹に予想もしていなかった現実を目の当たりにする。荒れたクラス、生徒たちを取り巻く危険な環境、そして人生に失望した彼らの心…。山積みの問題を前にして大きなショックを受けるエリン。日々困難に直面している生徒たちに何とか希望を与えようと、彼女は一人奮闘していく…。
目次
教室の現実
縄張り争い
口にできない殺人
ライン・ゲーム
職務以上
アウシュヴィッツ
変化への祝杯
あなたたちがヒーロー
ターニング・ポイント
来年度
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yasukotta
2
映画を見ながらチラチラと読みました。I wouldn't wear them to class. (p. 28) の日本語訳が「私なら教室へはつけていかないわ」(p. 29) とされていました。映画の字幕では確か「授業中は外すように」というようなにされていました。ということで、日本語訳は映画の字幕がそのまま記載されているわけではないということに注意です。実際、「スクリーンプレイ・シリーズの特徴」に「訳は対訳性を重視し、あまり意訳をしていません」(p. 16) と書かれてあります。2023/07/31