内容説明
「大統領もの」映画には、アメリカ大統領を取り巻く環境について、実に多くのことが描かれている。政治や歴史の分厚い解説書を読まなくても、映画を楽しみながらアメリカ大統領に触れることができるのである。そんな想いから、アメリカの「大統領もの」映画を取り上げて、それを鑑賞しながらアメリカの政治や社会の仕組みを解説することを試みたのが本書である。
目次
序章 アメリカ大統領選挙
第1章 大統領というポスト
第2章 熾烈な選挙戦
第3章 アクション映画の中の大統領
第4章 アメリカを揺るがした事件
第5章 大統領の実像
第6章 アメリカ民主主義の原点
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
1
『インディペンデンスデイ』など娯楽に徹した作品での大統領の描き方で「三軍の長」イメージがわかる。凡人がひょんなことで大統領となって一生懸命「良いこと」をするというのが定番。あるいは『大統領の陰謀』のように「悪い部品は取り替えれば良い、システムはありうる限り最良」という個人主義の国らしいアピール。日本ではあまり知られず、原爆投下によって日本占領にソ連の干渉を防いだという趣旨が耐えきれないかもしれない『トルーマン』(ほぼ忠実な伝記)では引退後、帰郷して大歓迎されるという結末。中国ベッタリだったFDRの映画は無2016/06/05
よしまさ
0
本の性質上映画の「オチ」が書いてあるので、これから読む人は注意が必要です。2010/04/08