内容説明
莫大な遺産を得て新たな人生を歩み始めたピップ。ある日、彼の前に謎の人物が姿を現した。そしてピップの運命は再び別の路を辿り始める。痛烈なアイロニーと豊かなユーモアを散りばめ、「見栄」と「本心」に翻弄される人間模様を見事に描いた、文豪ディケンズの最高傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomoko.H
6
再読なのに覚えてたのは序盤の囚人との事件、ミス・ハヴィサムとエステラとの奇妙な関係、そして遺産の贈り主だけで、その後の顛末は初めてのように楽しんでしまった。ジョウとの再会(反省後の看病中)は、なんか泣けた。いろいろな人の過去が意外な形でつながっていて、ドラマチックで面白かった。文が読みにくいのは、原文がそうなのかな。なんか訳の日本語もたまに混乱している気がする。2015/08/06
山一工房
1
ジョウが幸せになって良かった。2017/04/22
聡太郎
1
下巻になってから一気に物語が動いた。マグウィッチの人物像が実に鮮やかである。逃避行の最中に主人公とかわす会話が泣かせる。2012/12/25
yukinori_h
1
改めて見ると、サスペンス調だったわりに、途上で主人公の価値観が流動するくらいのタイムスパンの物語だったんだなぁ。2011/07/06
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