内容説明
戦後俳句を代表する女性俳人・桂信子の作品五二一八句を収録。昭和の激動期より、90歳でその生涯を終えるまで俳句をつくりつづけた桂信子の作品の全容をとらえる。自らを律することに厳しく、鷹のごとき激しさをその内奥に秘めた信子の作品は、女性ならではの瑞々しい抒情性と清高の気品を湛えている。
目次
第1句集 月光抄
第2句集 女身
第3句集 晩春
第4句集 新緑
第5句集 初夏
第6句集 緑夜
第7句集 草樹
第8句集 樹影
第9句集 花影
第10句集 草影
句集『草影』以後
著者等紹介
桂信子[カツラノブコ]
大正3年11月1日、大阪市東区八軒家(京橋三丁目)に生まれる。昭和8年大手前高女卒業。昭和16年「琥珀」同人。昭和21年4月、「太陽系」同人。昭和31年新俳句懇話会の会員となる。昭和37年俳人協会会員となる。昭和45年3月、「草苑」創刊、主宰となる。昭和52年3月、第一回現代俳句女流賞受賞。昭和56年5月、昭和五十六年度、大阪府文化芸術功労賞受賞。昭和57年9月4日、現俳協三十五周年記念祝賀会が開かれ功労賞受賞。90歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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