ふらんす堂俳句叢書<br> 火球―大木あまり句集

ふらんす堂俳句叢書
火球―大木あまり句集

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784894023871
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

著者等紹介

大木あまり[オオキアマリ]
1941年6月1日東京目白に生まれる。1965年武蔵野美術大学洋画科卒業。1971年「河」入会、角川源義先生の指導を受く。1983年無所属となる。1990年「夏至」同人となる。2000年現在無所属。句集『山の夢』『火のいろに』『雲の塔』、アンソロジー『現代俳句の精鋭』(共著)『現代俳句のニューウェーブ』(共著)など
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感想・レビュー

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Cell 44

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「けものの香失せたる檻や雪雫」「口に雪詰めて毛蟹の売られけり」「火に投げし鶏頭根ごと立ちあがる」「目を入れて亡き子に似たる雪兎」「涅槃図に加へてみたきあめふらし」「恋猫や世界を敵にまはしても」「夢の後のごとくに冷えて瀧の前」「白鳥の帰りゆく胴くもりけり」「船上のどこもまぶしきさくらんぼ」「露けさの木が話すとや嘆くとや」句集前半は鶏頭の句の「根ごと」という表現の力強さなどにぐっと引き込まれたが、後半からは母の死がたびたび現れて、決して重苦しくはないが切々と月の光が漏れるように悲哀が響いてくる。2015/03/18

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