ふらんす堂文庫 月を仰ぐ―星野立子句集

星野 立子【著】/西村 和子【編】

ふらんす堂（1997/01発売）

• サイズ A6判／ページ数 80p／高さ 16cm
• 商品コード 9784894021839
• NDC分類 911.368
• Cコード C0092

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[双海（ふたみ）]

高浜虚子の次女：立子さんの句集。私の好きな俳人の一人です。「落ちて来る雪の一つを見送りぬ」・「ふれてみしあざみの花のやさしさよ」・「先に行く人すぐ小さき野路の秋」・「花づかれ人よけ立ちて髪に手を」・「薔薇の香か今ゆき過ぎし人の香か」

2015/05/10

[メタボン]

☆☆☆★　後から余韻が立ち上ってくるような句が多い。くちなしの日に日に花のよごれつゝ・横になればすぐに眠たし宿浴衣・衣更へてたのしき手紙懐ろに・泳ぎ子に橋よりまくは瓜投ぐる・暁は宵より淋し鉦叩・オルガンのはたとやみけり春の宵。

2015/11/22