虫坊主と心坊主が説く 生きる仕組み

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虫坊主と心坊主が説く 生きる仕組み

  • 著者名:養老孟司/名越康文
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 実業之日本社(2024/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408651156

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内容説明

仕事、成功、世の中、自分、死の圧倒的現実を、静かに説き明かす対談!

「やりたいことっていうのは仕事じゃねえよ」
「死んでんのかな、ほんとに」
―養老孟司

「成功すればするほど苦しくなるんじゃないかな」
「みんな自分の願望の充足のために現実を利用しようと躍起」
―名越康文

この本では、私たちが日常で感じる「わけのわからなさ」に対する洞察が交わされています。
「お経は答えそのものである」との名越さんの言葉から、対談では様々な生きることの出来事が話題に上がります。

名越さんによると、人間は現実を見ずに幻想を追いがちで、その結果、不必要に動揺したり悲しみや怒りを感じたりしているそうです。
養老先生の役割は、そんな人々に「現実はこうだ」と示してくれることです。その結果、心が安定するのだとか。
また、お経は私たちの抱える様々なもやもやをスッキリさせてくれるものであり、人々の幸せを願いながら、真の教えを伝えているとのこと。

名越さんと養老先生が何を語っているのか、それは社会を変えようとする意図ではなく、あくまで彼らの「らしさ」が反映された対談となっています。
そして、お二人は対談が人々に何かの教訓を与えるとは考えておらず、ただお経のように心に響く何かを提供したいと願っています。

この対談を通じて、読者は日常生活の混乱や不安から一時的にでも解放され、新たな視点で生の謎に思いを馳せる機会を得られることでしょう。
生きることの本質に迫る試みとして、名越さんと養老先生の言葉に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

目次
第一章 「仕事」ってなんですか
第二章 「成功」ってなんですか
第三章 「世の中」ってなんですか
第四章 「自分」ってなんですか
第五章 「現実」ってなんですか
第六章 「死ぬ」てなんですか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめぴょん

15
養老孟司さんと名越康文さんの対談集。「仕事」「成功」「世の中」「自分」「現実」「死ぬ」の6項目について語り合う。対談というのは生もの。執筆したもののように書き直すとか、遂行するとかなく、即興性があり、相手があるからこそ生まれる内容というのがそこにあります。以下は文中引用とミニ感想。 やりたいことは仕事じゃない。仕事は世間のニーズ。→必要とされないことをやっても、お金は回らない。 気持ちが落ち着くことを仕事にした養老さん。仕事としてそこそこ継続できることを選んだという名越さん。 仕事が楽しくなるためには人が2025/02/10

coldsurgeon

11
二人の対談は、取り留めなく続き、テーマが決められず、話題があちらこちらに飛ぶ。しかし、どの話題も、気にかかるもの。人が生きるということは、様々な話題の中で、右往左往して、だれか先人を自分の師として、追いかけることに似ている。自分の周りの物質世界と、自分の心の動きとの間にある言語化あるいは情報化された世界が、正しいわけではない、と教えられた。2024/12/01

Masa

10
二人の本音トークが面白い、なんて自由なんだろう。確かに知らず知らずのうちに型にはまった生き方をしてきたのかもしれない。もっと違う選択肢があったのかもしれない。 それにしても直前に読んだ「今日、誰のために生きる?」に登場するアフリカの200人ほどの村の村長が語ったことと、いくつか共通する真理がここにもあって、なんか不思議な気分。2025/04/11

reading

10
養老先生と名越先生の対談。生きるヒントのようなものを感じることができる。できる限り長生きして社会に影響を与え続けていただきたい。2025/04/03

zumi

8
お二人は親子ほども歳が離れているのに同じ医学者同士のお話は面白かった。返却してしまったのでうろ覚えだが、養老さんの解剖学教室に文句を言いに来た人が解剖された部位などをめにすると、ビビッてしまうらしい。それはそうだろうな~。 事務仕事が好きではない養老さん、健康保険証が10年間も交付されてなかったとは。。 承認欲求ではなく「不承認欲求」なるほど! 名越さんが、養老さんのお話はお経だ!というのは大いに納得。これからもお元気で活躍してほしい。2025/10/10

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