感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Y
33
松田青子さんの書評集で気になって読んでみた。すごく好き。視界がくらむような感覚を度々覚えた。その感覚がなんだかとてもおもしろかった。どうやったらこんな感性をはぐくめるのだろう。2016/07/29
pirokichi
20
やっぱり面白い。俳句が好きになったのは、子規さんと池田澄子さんの句がきっかけだったなあとあらためて。本集は第一句集『空の庭』(1988年)と第二句集『いつしか人に生まれて』(1993年)の抄出句と句集以後の抄出句、エッセイ4篇を収めたもの。〈元日の開くと灯る冷蔵庫〉〈主婦の夏氷が指にくっついて〉〈セーターにもぐり出られぬかもしれぬ〉〈腐みつつ桃のかたちをしていたり〉〈冷えきったコートよ中に弟が〉〈お祭の赤子まるごと渡さるる〉〈青嵐神社があったので拝む〉解説は谷川俊太郎さんと坪内稔典さん。私も正直に詠もう。2021/12/04
まみ
15
かっこいい・・・! 「じゃんけんで負けて蛍に生まれたの」という句に惚れて読んでみたら、少しずれた世界を見るような、独特の視点で作られた句がたくさん。どきどきした。「まいまいに生まれずまいまいを愛す」「私を閉じこめ放つゴム風船」「冬の虹あなたを好きな人が好き」「ハッピーバースデー熱そうなドライアイス」「屠蘇散や夫は他人なので好き」「花種用喇叭印の燐寸箱」「放りやすげな熟睡の児が裏返る」「斜め上以外に虹が出たら呼んでよ」2012/07/30
kinaba
2
☆ 長嶋有のエッセイで紹介されていた「想像のつく夜桜を見に来たわ」にしびれて手に取りました。この一句がやはり素敵だなあ。たったこれだけの文字に込められた情景喚起の力と、言葉とうらはらにどこか楽しげな雰囲気。「恋文の起承転転さくらんぼ」なんかも、逆にスタンダードで驚くけれど素敵な視線。2011/09/16
空の落下地点。
1
存在を知って世界が広がりました。一駅歩いてしまったのは恋のエネルギーだなぁ。鰯雲、地震、心の揺れ。おそらく、まだ恋になるかならないかぐらいの予兆の段階。芙蓉、扶養、仏の心でうつ病の兄を養っているのか。八百屋の電子計算機がぱたぱたと羽音のようだったのかな。ハンガーに兄を掛ける、ちょっと不穏。水母はうつ病のメタファー。さくらんぼのシールで封をした恋文もまだ終わらない、閉じない恋心の続き、連続性。破れ揚羽とか野菊とか、助けないことの奔放な解放感、扶養してるからこそ。余ったご飯って片側に寄って欠け月みたい。2023/12/26
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