内容説明
小説より奇なる自己分析の物語。精神分析の話をさせたら、その面白さにかけて右に出る者のいない著者が、フロイドに初めて真正面から挑む。自らの生い立ち、母との愛憎などを素材として、ユニークな「自己分析」を展開、フロイド理論の基礎から核心までを具体的にあとづけ、「本能の壊れた動物」としての人間精神の深層に迫る。
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目次
フロイドとの出会い
強迫観念と行為化
目立ちたがり
自己分析
反復強迫と転移
恩着せがましさ
対象選択
現実喪失
現実喪失と固着