内容説明
小説やまちの新たな魅力を発見。中央線沿線は特別な現代文学エリア。村上春樹や多和田葉子などが沿線を描いた文学作品を地域の視点から深掘りする。
目次
1 文学のなかの風景
2 東中野・中野の文学風景
3 高円寺・阿佐ヶ谷の文学風景
4 荻窪・西荻窪の文学風景
5 吉祥寺・三鷹の文学風景
6 武蔵小金井・国分寺の文学風景
7 国立・立川の文学風景
8 日野・八王子の文学風景
著者等紹介
矢野勝巳[ヤノカツミ]
法政大学社会学部卒。1978年三鷹市役所入庁。長年、文化事業に携わる。三鷹市山本有三記念館館長及び三鷹市文芸担当課長を歴任。三鷹市役所退職後は、中央線沿線ゆかりの文学者や沿線を描いた作品の調査研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なかりょう
13
国分寺在住6年目、愛着の出てきた中央線を舞台にする小説を沢山紹介して貰いました。読書メーターの読みたい本に登録して一冊ずつ楽しみたいと思います。幅広い読書経験を持つ著者の見識の深さに感服しました。2024/05/14
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4
著者は三鷹市役所に勤務されて文化事業を担当されていたので文学に対する造詣が深い方です。 主に新宿以西の地域の作品が紹介されていて村上春樹や太宰治や松本清張など誰もが知る有名作家も暮らしていたので多くの文学作品に中央線沿線の地域が登場しています。 鉄道を単なる移動手段と捉えるのではなく地域の歴史や地理的要素などの魅力を鉄道路線に取り込む文化が東京にはあり、そして多くの作家が自らの視点で地域と文学を交差させて更に沿線の魅力をアップさせていき人々を魅了させていくということを感じさせてくれる作品です。2025/10/11




