内容説明
近年相続に関する相談がきわめて多くなっている。中でも相続者の心配事の大半が「相続税」ではなく「相続」そのものや「争族」にあることだ。財産は守れるのか、兄弟姉妹の説得はどうするのか、まとまらない時はどうするのか、等々「争族」を回避する知恵を求めている。しかし巷に溢れている相続の本は、特異な節税のケースがあたかも基本事項であるかのように書かれているのが多い。相続税を1円でも安く済ませたいと願うのは誰しものことだが、相続税の節税を優先させると「争族」が発生しやすい。身内の死を境に、そのような悲劇を招かないためにも、正しい相続の知識は「争族」を回避する基本的手段なのである。
目次
第1章 相続は税金より親族のほうが恐い
第2章 知らなきゃ、大変!入門・相続はこうやる
第3章 相続人・被相続人はホントはこう考えている
第4章 誤りだらけ、あなたの節税法・脱税法
第5章 税金はいったいどう計算すればいいのか
第6章 相続税法、どこが大きく変わるのか