続・長崎にあって哲学する―原爆死から平和責任へ

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  • サイズ A5判/ページ数 325p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784893849533
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C3010

内容説明

著者は、旧来の「長崎学」が、長崎を日本文化の伝統に、朝鮮・中国のアジア文化、およびポルトガル・オランダなどの欧米文化、とくにキリスト教文化の影響を融合させた独特の文化圏として捉えてきたのに対して、「新長崎学」で「長崎学」のゆたかな遺産を受け継ぎながら、「きりしたん対反きりしたん」の枠組みの提示に見られるように、支配される人間の苦難の視点を打ちだして、文化や歴史を新たな視角から総合的に捉えなおすことを提起している。

目次

第1編 核時代の死と生―原爆死と原爆死以後
第2編 原爆被害と被爆者援護法
第3編 平和教育―長崎からの報告と提言
第4編 沖縄、長崎、核権力
第5編 戦争と平和―九段階接合理論
第6編 死と音楽―現象学的記述のための試論
第7編 平和の主体と平和文化の創造
結論 平和責任―21世紀に平和を築く視座

著者等紹介

高橋真司[タカハシシンジ]
1942年旧「満州国、新京」(現、中華人民共和国、長春)に生まる。瀋陽(奉天)、大連に住む。1946年胡蘆島を経て、佐世保に引揚げ。東京、福岡を経て1960年一橋大学入学。同大学院社会学研究科博士課程を経て1973年長崎に赴任。長崎総合科学大学、同長崎平和文化研究所を経て現在、長崎大学教育学部、同大学院教育学研究科教授。社会学博士。専攻は哲学、社会学、平和学
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