目次
第1章 フェミニズムの誕生
第2章 与謝野晶子の思想―人間として女性としての個人の権利の主張
第3章 平塚らいてうの思想―母性主義と母性保護運動
第4章 山川菊栄の思想―平等と保護の両立論
第5章 岡本かの子の思想―大母性論
第6章 フェミニズムの新展開
第7章 男女共生社会に向けて―わが国の女性の意識と現状を検証する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とこ
1
「平塚らいてふって有名だけど、具体的にどういう思想を持っていたのか知らないなあ」と思って手に取ったのが本書。図らずもフェミニズムについてたくさんの知識を得ることができた。山川菊枝の思想が一番冷静で共感できる。今スウェーデンが教育や女性の労働者を支援しているのってやっぱエレン・ケイの影響なのかな?そして日本の労働基準法のなかに母性保護規定があるのもやはりらいてふの影響?ボーヴォワールの例のセリフの意味も理解できてスッキリ。最後に「男女共生社会に向けて」という章があり、「若者」のひとりとして興味深かった。2012/11/25