内容説明
本書は、哲学、倫理学を中心とした西洋思想の展開を要点的、概括的にたどった通史的な便覧書である。
目次
第1章 「存在」と世界観の問題―神、自然、人間(古代ギリシア・ローマの思想家たちの存在分析と世界観;キリスト教の世界観とスコラ哲学;近・現代の思想家たちの世界観と存在把握)
第2章 「認識」と「論理」の問題―言葉、知識、真理(古代及び中世における真理探求の歩み;近代的認識論の成立と展開;現代における真理探求の歩み)
第3章 「価値」と人生観の問題―社会、倫理、生の選び(古代ギリシア・ローマの倫理思想;イエス・キリストの教えとキリスト教の思想家たちの人生観;ヒューマニズムと社会思想の系譜;現代思想の理想と現実)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
3
理解しようと思うとサッパリ進まないので、とりあえず流し読み(ーー;)ノートを作る時に改めて再読しようと思います(^_^;)2014/04/06
いきもの
1
要諦周覧というタイトル通り哲学の概要を歴史にそって述べていく。特徴としては存在論(+世界観)、認識論(+論理学)、倫理学(+価値論)の3つに分けてそれぞれまとめていること。このまとめ方はなかなか良かったが、やはり概要なので説明不足なのかこっちの知識が足らんのか置いてきぼりになるところも多々。講義を聞きながら教科書として使う感じだとちょうどいいかもしれない。2014/08/18
伊崎武正
0
しっかりした本。2014/03/12
はる
0
著作な哲学者の思想を存在論、認識論、価値論とテーマごとに叙述している。一般的な構成をとっていないので、好みは別れるだろうが、記述は平明でわかりやすい。