内容説明
自社両党の衰退・新党の出現・連立政権の成立などの政変を、戦後史を貫く大きな政治変動の流れのなかに位置づけつつ、連鎖・連動する10個の命題から成るモデルによって説明し、具体的データを使って検証していく。
目次
序章 本書の構造(日本政治変動モデル)
第1部 有権者の山は動いた―しかし政党は動かなかった(戦後の厳しい政治亀裂;さまよえる政治的中間層の出現)
第2部 なぜ政党は動かなかったか―現状維持型共生システムの形成と弊害(政党の硬直化;現状維持型共生システムの形成・構造化;利権政治の発生;民意の不公平な〈政治への〉反映;政治腐敗)
第3部 現状変革の動き(政治不信・不満の噴出;自社両党の中央接近と新党の出現)
第4部 21世紀への展望〈政治改革と社会改革〉(政治改革―民主主義を求めて;社会改革―快適社会を求めて)