目次
序章 田辺哲学と政治批判
１ 現代の個人主義
２ 人権と日本人の心性
３ 陸羯南の政治批判の論理
４ 内村鑑三の個人主義
５ 南原繁の個人主義批判
６ 丸山真男の自由主義
終章 保守主義対リベラリズム
付論 現代英国保守思想の一考察
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
羽生沢
1
近代日本の思想を、個・種・類の三要素から読み解いている。個と類を対比する近代主義に対し、種の価値に目を向けるのが保守主義であると筆者は捉えているのだろう。ニスベットに近いかもしれない。付論でイギリスの保守主義について述べられていて、その内容を突き詰めたが本書のタイトルに相応しいと思った。2015/04/17
