感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
99
児童書。家族で南の島に来た少年は眠れない夜、ホテルから抜け出し海に行く。海辺でいじめられている小さなものを助けた。お礼に、少年は不思議な国に連れて行ってもらう▽横書き。装丁が渋い。可愛らしいイラストをつけたら童話として手に取ってもらいやすいだろうに、と思ったが。ドイツ在住の著者、多和田葉子さんが作曲家の細川俊夫さんの依頼で”朗読つき音楽作品”として依頼して作られたドイツ語の物語(なので分類943)。少年を見守る形で語られる形式は、日本語で書かれた物語とは少し雰囲気が違うのかも。好き。2025.8刊2026/05/27
とよぽん
49
多和田葉子さんの、子どものための音楽朗読劇シナリオ。作曲は細川俊夫さんという、ヨーロッパと日本で活躍する国際的作曲家。2021年12月にドイツで初演、2025年4月には日本で初演。このタイトルを見て、私はショーン・タンの作品を連想した。多和田さんの物語はシュールで、読者の想像を超えた面白さに引き込まれる。そして、読後は未来へ象徴的なメッセージ?を感じた。音楽朗読劇の日本での上演は、次はいつなのだろう。あれば見たい、聴きたい。2025/12/16
マカロニ マカロン
21
個人の感想です:B。多和田さんの本なのに翻訳者がいると不思議に思って借りた本。2021年ルクセンブルグで上演されたドイツ語による子どもたちのための音楽付き朗読劇とのこと。多和田さんの作品は多様な人々が登場してくるが、本作も子供のオモチャはロボットやクマのぬいぐるみ、サッカーのボール、あるいは猫など生れた場所も違うし、食べる物も違うという多様性を語っている。「11時はおそい時間、12時はおそい時間。でも、0時だったらおそくない(中略)0時はおそさゼロだからね」、サンドイッチマンのカロリーゼロを連想した2026/03/26
真琴
11
子どものための音楽朗読劇に向けて書き下ろされた夏の夜のものがたり。ロボットのロロやクマのぬいぐるみのベーアが愛おしい。ふっと子どもの頃の夏休みの日々が頭をよぎりました。不思議だけれど懐かしさを抱くお話。 2025/09/05
読生
2
様々なものが登場する、しかし通り過ぎて行く。 深く追求することなくするすると… まるで夢の世界のような、眠れない夜の物語。 悲しみは感じないけど喜びや興奮は感じられるのかなあ。 それはなかなか高性能じゃない?2026/09/23




