内容説明
身体を知るにはいろいろの角度、切り口があるが、本書は体験しながら、自分のからだで、身体のことを知り、考えていこうとするもの。「対話体操」は、自分の身体を通して、地球や宇宙につながり、その法則に応じて、動きが生み出されていくことを、からだに問いかけながら行う、一風変わった「体操」。「歩く」はもっとも個人的と思われる、「歩く」が、生物の歴史、民族文化によっても形作られて、過去や未来と切り離せないことを実感しながら、表現するにあたって、行動の一単位として、個性や美しさまで求められることを気づかせてくれる。「感情の解放」は、身体をリラックスさせながら、現在の感情をその場で声に表していく方法で、繊細な感情をも深く容易に現せるようになり、さらに、自分の過去に根ざす激情を体験する。それによって、感情表現のコントロールの手がかりをつかもうとするものである。
目次
1 対話体操
2 歩く
3 感情の解放
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- 和書
- 指揮のおけいこ