内容説明
いま、学級の小集会や学芸会、クラブ活動など学校教育の場で、または子ども会や児童館など社会教育の場で、演劇教育によって生き生きした人間性の回復をめざそうという動きは、教育の危機的状況という認識のなかで一段と高まりを見せております。それにともなって、良い脚本はないかという要望もまた切実なものがあります。それらの要望にこたえて、日本演劇教育連盟では1980年より毎年学校脚本の公募を行い、その入選作を中心に脚本集を刊行してまいりました。この脚本集を編集するに当たっては、子どもの創造性を刺激し、能動的にとりくめる作品で、しかもドラマとしての質も高く、学級・学校など、さまざまの場で上演できることを条件に精選致しました。