内容説明
巷間いわれている「しきたり」の中には、一般的には正しいと信じられていながら、実は誤って伝わってきたものが少なくない。それは、慣例の名のもとに、その本当の由来を知ろうともしないで済ませてきた私たち日本人のせいでもある。本書は、今まで語られることがなかった、日本のしきたりの「なぜ?」「どうして?」という部分に着目した一冊だ。いざ「誤解だらけのしきたり」の発祥をさかのぼると、そこには時にとんでもない由来も存在した。それでは、“笑撃”の真実をご覧あれ。
目次
第1章 「四季の行事」のしきたり(正月の行事;春の行事;夏の行事;秋の行事;冬の行事;暦と干支)
第2章 「冠婚葬祭」のしきたり(婚礼;葬儀;寺社と縁起;祭礼)
第3章 「暮らし」のしきたり(家内;装い;食事;酒と宴;贈答;ビジネス)
著者等紹介
古川愛哲[フルカワアイテツ]
1949年、神奈川県生まれ。日本大学芸術学部卒。映画学科で映画理論を専攻。東西の歴史や民俗学をはじめとする人文科学から、生理学、科学・技術史まで、幅広い好奇心を持ちながら「人間とは何か」を追求している。身近なものから歴史の新しい視点を発見する講演を、各地の文化センターや大学で行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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