内容説明
昭和の喜び、昭和の哀しみ。昭和初年から末に至る60句集を読み解くことによって、昭和俳句の達成と展開を辿る。次世代へ伝える昭和の遺産。
目次
『道芝』(久保田万太郎)
『草城句集(花氷)』(日野草城)
『澄江堂句集』(芥川龍之介)
『葛飾』(水原秋桜子)
『万両』(阿波野青畝)
『凍港』(山口誓子)
『山廬集』(飯田蛇笏)
『草の花』(富安風生)
『不器男句集』(芝不器男)
『川端茅舎句集』(川端茅舎)〔ほか〕
著者等紹介
宗田安正[ソウダヤスマサ]
1930年、東京生まれ。少年期の結核療養中、初期「天狼」の山口誓子選「遠星集」に投句。「荒星」「環礁」同人になるも、早稲田大学文学部国文科入学と共に俳句から離れる。三十余年後の1983年、寺山修司の呼びかけによる俳句同人誌「雷帝」創刊のため句作再開
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