内容説明
本書は、アニメーション制作初心者の「歩きなどの動作は、どう描かれているのだろう?」という問いに答え、下絵として使える動画見本集があったら、それを下絵に自分のキャラクターをなぞってアニメーション(動画)を作成できる、というコンセプトで作りました。収録した動作は、拡大・縮小・移動するだけで動きを表現できるものをのぞき、人間などの生きた動き(動く時に状態のかわるモノ)を中心にしました。
目次
アニメーションの基本
収録データとソフト
A 歩く、走る、乗り物
B 上がる下がる、押す引く
C 手を使う
D 身振り手振り
E 感情表現
F 動物
G 自然現象
H メタモルフォーゼ、ギャグ
著者等紹介
鈴木伸一[スズキシンイチ]
アニメーション作家。1933年12月4日、長崎市生まれ。中学時代から雑誌に漫画を投稿。53年マンガ家中村伊助氏をたよって上京、その後トキワ荘に住み、デザイン工房で働きながら「風田朗」のペンネームで漫画を描き続ける。56年横山隆一氏の「おとぎプロダクション」にアニメーターとして参加、8年勤めた後トキワ荘時代の仲間たち(藤子不二雄、石ノ森章太郎、つのだじろう、赤塚不二夫ら)とアニメ製作会社「スタジオ・ゼロ」を63年に創立。現在もアニメ作家として活躍中。(文化庁メディア芸術祭アニメーション・マンガ部門審査委員、毎日映画コンクール・アニメーション賞・大藤信郎賞選定委員、日本アニメーション協会理事)
中根敏裕[ナカネトシヒロ]
視覚創作家。1964年5月6日、東京都昭島市生まれ。中学時代から8mm自主映画を制作。横浜放送映画学院卒業後、英国1年語学留学、立正大学社会学部卒業。特殊映材社で映画撮影機材を勉強して、撮影助手となる。主に羽方義昌カメラマンの撮影助手として映画、テレビドラマ、CMの仕事をする。95年マッキントッシュを使い、デジタル映像の制作活動をはじめる。99年NHKプチプチアニメ『チックンタック』1話から10話まで鈴木伸一氏のアシスタントとして参加
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