- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
19年ぶりの故郷スロヴェニア。輝くアドリア海、やさしい春の風、古き良き伝説、懐かしい母の姿…。そして独裁の嵐、ムッソリーニとヒットラーの登場。バルカンは風雲急を告げていた。1930年代のルポルタージュ文学の傑作。
目次
第一部 帰りなん、カルニオークラへ(一九年後;従兄弟トネーの結婚;死がヤンス叔父を待っている;スロヴェニア人の悲劇;マトヤッチ王伝説の生まれるところ)第二部 アドリア海沿岸から山岳地帯へ(南部国境にて;ある淋しい女たちの村;昼下がりのモンテネグロ;ダルマチア―田舎版リヴィエラ;宙ぶらりんの街―サライェヴォ;時計の針が止った世界;コンヴォの叙事詩)
第三部 ベオグラードとクロアチア(急成長の首都;クロアチアの苦悩;独裁国王に会見する;アメリカへ)