内容説明
今世紀初頭、近代主義(モデルニズモ)運動燃え盛るスペイン語詩壇に慧星のごとくあらわれた詩人、ホセ・フアン・タブラーダ。珠玉の詩篇の源泉には日本の北斎、広重、芭蕉への愛情が惜しみなく流れていた。19世紀ヨーロッパのジャポニズム(日本趣味)の潮流を俯瞰しながら、横浜・パリ・革命・ニューヨークへと漂泊した詩人の知られざる生涯と作品を紹介。
目次
序章 詩人の生涯
第1章 日本趣味(ジャポニズム)の回路
第2章 日本との出会い―第一期
第3章 日本旅行の収穫―第二期
第4章 「北斎の詩」―第三期
第5章 俳句開眼―完成期
第6章 エピローグ(晩年の日々;後継者たち;タブラーダに捧げる歌)
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