内容説明
すべての麻希が語り終えたときすべての謎が明らかになる。己の心の奥底に潜む闇を受け入れることができなかったとき、その闇を受け持つ別の人格が生まれる。園村麻希。自分が自分であることを信じて疑わなかった彼女は、『異変』を境に見知らぬ“麻希”の存在に気づき始める。自分は一体誰なのか？何が真実で何が嘘なのか？人の心に棲む悪魔と天使とは？残酷なまでの理想と現実。様々な人間の醜悪な感情の海に溺れ、彼女は己自身を見つけ出すことができるのか…。園村麻希から生まれた様々な人格により、硝子の破片を組み合わせるかのように、人の心の光と影が語られていく。そして、あなたの中にもう一つのペルソナストーリーが生まれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田氏
7
ペルソナ1、2のノベライズ作品は、原作においてストーリー進行の舞台裏となる場所や、各作品の間にある空白部分をキャンバスにして創作されたものが多い。それらとは対照的に、本作は重要な立ち位置となるキャラクター視点で原作のストーリー展開を描いたもの。ノベライズ(小説化)という言葉の意味を文字通り捉えるなら、まさしくノベライズ。台詞回しには少々歯の浮くようなものを感じはしたけれど、戦闘描写がほぼ省かれている点はとても好み。ただしゲームの追体験を求めるとしたら、上田信舟によるコミカライズのほうが要求に合致するかも。2018/02/06
きら
2
理想の楽園にいた麻希視点のノベライズ。ずっとマークのことを稲葉くんと呼んでたのはちょっと違和感。そしてブラウンは一瞬名前が登場した程度、ユキノに至っては登場すらしなかったなぁ...。麻希視点で進む話はストーリーを追従するだけじゃなくて、そのときの麻希の思いもキチッと描かれていて中々良かった。ノベライズの出来は満足。ゲーム再プレイしようかなー。2012/04/07
ノスケ
0
理想マキちゃん視点でのノベライズ。 2011/05/16
