目次
第1章 ~1960年代(トキノミノル―忽然と現われ、忽然と去っていった;シンザン―すべてはシンザンから始まった ほか)
第2章 1970年代(ヒカルイマイ―ファンの熱い想いに包まれて;コーネルランサー―韓国の土となった優駿 ほか)
第3章 1980年代(シャダイソフィア―最後の夏、ソフィアは帰厩を嫌がった;サクラスターオー―桜の花びらの舞う季節に ほか)
第4章 1990年代(サンエイサンキュー―根性娘に「ありがとう」;ライスシャワー―小さなヘビーステイヤー ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
abaoaquagga
1
天寿を全うした馬から夭折した馬まで、20世紀を駆けた101頭の馬生。死に焦点を当てるということは、すなわち競走馬が個々に宿す命と向き合うことであり、どの文章も相応の真剣さを伴っている。大怪我を負った馬をどうにかして救おうと奮闘する事例が本書では複数回登場し、そのほとんどが幾ばくかの延命の代わりに多大な苦痛を馬にもたらしてしまう。この事実や、厩務員はじめ関係者の思いを知ることで、安楽死措置に対する見方も変わる。過密ローテーションや偏向報道の問題に触れたサンエイサンキューの話にやるせなさが残った。2024/01/30
豊
0
昭和の名馬の引退後について。平成の馬もちょこっとだけいます(ただし予後不良などで早世した馬が多いです) トキノミノルやシンザンなどの超一流名馬については多くのページが割かれ、Wikipediaにすら載っていないような話も散見されました。 個人的には大満足2024/09/12
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