出版社内容情報
うさぎのラビッタちゃん一家がすむ北の山はいま、冬のさなかです。夏に生まれた弟のピントパットくんの調子がよくありません。
「びょういんにつれていこう」とパパ。
そりに荷物を積んで、パパ、ママ、ラビッタちゃん、妹のピョコラッタちゃん、そして弟のピントパットくんは凍った湖をわたって病院へとむかいます。
かじりみな子による、ラビッタちゃん絵本の最新作。
1作目は、秋の『ゆきがふるまえに』(2016年11月)、2作目は春の『わかくさのおかで』(2019年3月)、3作目は夏の『しおかぜにのって』(2020年7月)。
そして今回の季節は冬。雪と氷の世界を舞台に、ラビッタちゃんの家族のくらしを描きます。
内容説明
きたのやまにふゆがきて、ゆきとこおりにとざされました。ラビッタちゃんとピョコラッタちゃんのおとうと、ピントパットくんのちょうしがよくありません。「おいしゃさんにみてもらおう」いっかはびょういんをめざして、こおったみずうみをすべりだします。対象年令3歳から。
著者等紹介
かじりみな子[カジリミナコ]
1976年、兵庫県姫路市生まれ。武蔵野美術大学油絵学科卒業。卒業後「あとさき塾」にて絵本作りを学び、娘の成長をきっかけに本格的に創作をはじめる。絵本、さし絵など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
175
今冬の季節の新作絵本を読みました。かじりみな子およびラビッタちゃん絵本シリーズ、初読です。ストーリーはシンプルですが、絵が作りこまれていて、観ていて楽しい絵本です🐰🐰🐰 https://www.kaiseisha.co.jp/books/97840335213052021/11/26
ツキノ
27
【うさぎには冬景色がよく似合う】2021年12月発行。シリーズ4作目。細かく書き込まれたうさぎたちのくらしと景色の美しさがこの作品でも存分に発揮されている。お医者さんもこんな場所なら行きたくなってしまう。くすりやさん、隣接するお店も素敵。ラビッタちゃん、同じ年頃の男の店員さんと出会う。道中の冬景色も素晴らしくいい。とはいえ、お風呂やあおむけで寝る姿など、徹底的な擬人化がなされていて、子ども時代がはるか昔になってしまったオトナとしてはそこがひっからなくもない。子どもならすんなり受け止めるかな?【29】 2022/01/26
anne@灯れ松明の火
19
シリーズ4。前巻で生まれた弟の調子が悪くなり、一家は病院へ。細かく、丁寧な描きこみが魅力のシリーズだが、今回は病院がその見せ場。病院なので、不安な雰囲気になりそうだが、赤々と暖炉の火が燃え、明るく、温かい雰囲気で、この病院なら安心。それまでの寒々とした雪と氷の情景との対比が効果的。病院以外の、風景の美しさも見事で、見とれてしまう。お風呂、ベッドの暖かそうな場面も最高! 今作で、季節がめぐったが、続けてほしい。常連キャラのカピバラ一家や薬局の店員の男の子との関わりなど、読んでみたい。#NetGalleyJP2021/11/15
ごへいもち
17
雪と氷の暮らしの中で仲間がたくさんいて物がたくさんある暖かい場所は本当に嬉しい2021/12/13
退院した雨巫女。
14
《本屋》兎たちが可愛くって、楽しみなシリーズ。寒そうな雪の中や暖かそうな部屋の中見事に描かれている。2021/11/21