内容説明
アイヌ民族として旭川に生まれた著者が、さまざまな障害を乗り越えて初志を貫き、ついに故郷の小学校の教壇に立つ。父母、友人、恩師らへの熱い思い、差別への激しい憤りが文章の行間からほとばしる感動の半生記。
目次
エポカシ エカッチの誕生
アパパ(悪い)エカッチ(子供)と言われた父
サパピリカ(頭がいい)と言われた母
鼻の傷痕
泥鰌抄いに行って
兄ちゃん死んじゃいや
足の火傷
焼酎代を落として
姉栄子の死
エカシは熊より強い
奈井江の山へ
大熊の出現
奈井江での遊び
就学猶予黄疸になって
私の叔母になった友ちゃん
入学のころを思う〔ほか〕