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内容説明
山崎部隊は18年5月29日の玉砕に先立ち書類を全部焼いているので、各隊各兵がいかに戦ったかは明らかではない。本書は主としてアメリカ側の資料、すなわちアッツ戦に参加した米国歩兵第7師団各部隊の報告をもとにした。
目次
第1章 なぜアッツ島で戦ったか(第2次世界大戦と日本;ミッドウェーとアリューシャン攻略作戦)
第2章 アッツ戦の日々
第3章 アッツ戦余録(7冊の本;アッツ島沖海戦;アッツ島の貯金通帳;アッツ島の幽霊;帰って来た英霊;捕虜について;将軍たち;のこされた人たちの声;キスカ島の撤退)
第4章 アッツ島へ招かれて(玉砕と平和の島)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
森下司
2
アッツ島の凍土の下には未だに日本兵の死体が放置されている、グアムの海の底にもあるんだっけか?その中に大叔父はいる、墓はあるが骨も何もないから。まだアッツ島にいる。この本を大叔父のことを知りたくて読んだ。写真資料も多い、半分以上は米軍側からの資料だと思う。アッツ島の幽霊のくだりは有名で、今も土を掘れば死体がでるような場所のためか米軍でもアッツ島には行きたくないという話が載っていた。ああ、私はアッツ島に行きたいというのに。2011/05/23
Mayumi_M
1
18年5月24日に東京で天皇からアッツ将兵に対してお言葉があったらしいんだけど、大本営はその5日前にはアッツを見捨ててキスカの撤退に本腰を入れ始めてたんだとか……。トコロで、『玉砕』というのは"北斉書 元景安伝"という中国の本からの引用らしい……って、めっさ敵性語やん……。2023/01/28