出版社内容情報
C++とJavaでつくるニューラルネットワーク』では、好評の『Cでつくるニューラルネットワーク』をもとに、最新の環境とニューラルネットワークに関する最新の知見を盛り込み、新たに自己組織化マップ(SOM)を取り入れ、内容を一新し、Javaによる実装もCD-ROMで提供しています。(*1)
本書は3つのテーマを持っています。階層型ニューラルネットワーク、相互結合型のネットワーク、そして、自己組織化マップ(SOM)です。 各テーマごとに完全に独立していますので、興味ある部分から読むことができます。それぞれ最初の章では、ネットワークの理論を解説し、続く各章ごとに、例題を挙げ、それを解決するための考え方を示し、実際のプログラムの作り方を解説しています。 付録CD-ROMには、本書で紹介したプログラムのC++版とJava版、およびそれに必要なデータを格納しています。(一部、C++版にあってJava版にはないものがあります。またJava版にあってC++版にないおまけプログラムがあります。)
(*1)本文中は基本的にC++による解説となります。Javaバージョンは、一部異なる部分もありますが、極力C++と同仕様にしています。Java版の補足説明については、CD-ROM収録の NNBook-Java/README.HTM をご覧ください。
目次
第1部 はじめに
1章 はじめに
第2部 階層型ニューラルネットワークの応用
2章 階層型ニューラルネットワークの特徴
3章 赤と白まぜたらピンク:排他論理和の学習
4章 数を数えることくらいできるさ:順序処理の簡単な実現
5章 へたな字とじょうずな字の判定?:手書き文字認識への応用
6章 アリはフェロモンの道をたどって歩く:アリの行動への挑戦
7章 いろいろやらせてみよう:シミュレータの製作
第3部 相互結合型ニューラルネットワークの応用
8章 相互に結合させたら何ができるかな
9章 連立1次方程式を解かせてみよう
10章 誰だって遠回りしたくない:TSPの解法
11章 うまく物を分配しよう:ヒッチコック問題の解法
12章 スケジューリング問題と箱詰め問題は同じだった
第4部 自己組織化マップ(SOM)の応用
13章 データから学ぶ:SOM(Self Organization Map)とは
14章 色を並べてみる:Color Map
15章 多様な情報の整理をしてみる:データマイニングの世界
16章 SOMが教える近道:巡回セールスパーソン問題
注釈
参考文献
付録CD-ROMについて
あとがき
索引
開発環境
CD-ROM収録のプログラムは下記の開発環境を使用しています。
C++版 VC++ 6.0 (Visual Studio 2005も動作いたします。1章の「注意点」をご覧ください)
Java版 Eclipse Ver. 3.2, Ver. 3.1(All-In-One Eclipseを使用)
内容説明
ニューラルネットワーク徹底解説。基礎から応用まで具体例を挙げ実際にプログラムを作りながら詳説。自己組織化マップ(SOM)についても解説。
目次
第1部 はじめに
第2部 階層型ニューラルネットワークの応用(階層型ニューラルネットワークの特徴;赤と白まぜたらピンク:排他論理和の学習;数を数えることくらいできるさ:順序処理の簡単な実現 ほか)
第3部 相互結合型ニューラルネットワークの応用(相互に結合させたら何ができるかな;連立1次方程式を解かせてみよう;誰だって遠回りしたくない:TSPの解法 ほか)
第4部 自己組織化マップ(SOM)の応用(データから学ぶ:SOM(Self Organization Map)とは
色を並べてみる:Color Map
多様な情報の整理をしてみる:データマイニングの世界 ほか)
著者等紹介
平野廣美[ヒラノヒロミ]
昭和51年、京都大学航空工学科卒業後、(株)CAD、(株)新日鉄ソリューションズ等を経て、現在、楽天株式会社楽天技術研究所に在籍。大学卒業後まもなくして人工知能に興味を持ち始め、LispやPrologの処理系の開発に従事する。また、日本語によるデータベースの検索システムの開発や工場等の生産計画の最適化、テキストマイニングなどの知識処理などを行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。