内容説明
好評シリーズ第2弾!今回は日本の名作を、難解な文学用語をなるべく使わず、「どこで、だれが、どうして、どうなった話」と5行で簡潔に要約!有名な文学作品を敬遠しがちな人や、忙しくて読んでるひまがないという人のために、余計な修飾をはぎとり、「ぶっちゃけ紹介」をしています。これで日本文学がもっと身近に感じられ、すっかり読んだ気分になるはずです。また、献身、悲恋、戦争、執念、遊女、怪奇、放浪、心中…日本独特の感覚で描かれた作品の素顔にふれるうち、きっと本編が読みたくなるでしょう。本を読まない人が増えた時代の、異色の「読書案内」です。
目次
芥川龍之介「鼻」・「藪の中」
安部公房「砂の女」
有島武郎「或る女」
泉鏡花「高野聖」
伊藤左千夫「野菊の墓」
井上靖「氷壁」
井原西鶴「好色一代男」
井伏鱒二「山椒魚」
上田秋成「雨月物語」〔ほか〕