内容説明
恋のカタチは人それぞれ。ただ、どんな恋にも、辛く、苦しい時間は多かれ少なかれ必ずある―日常の小さな幸せ、熱烈な愛、女の情念、孤独や切なさを、わずか十七音字でリアルに繊細に表現した女性川柳作家・林ふじを。本書では、平成の今も色あせることなく、現代女性の共感を呼ぶであろうその作品をテーマごとに紹介。
目次
第1章 接吻のまま窒息がしてみたし―愛・愛・愛
第2章 不倫とは哀しそむきしままの愛―切なさと、葛藤と。
第3章 背伸びで疲れたあたしに腕貸して―女、ひとり
第4章 君の名でうめし日記或る日無慚に―愛憎
第5章 天と地にママもあたしもひとりぽち―母と娘
第6章 火のいのち絶え絶えとなりなほ恋ふる―もっと、生きたい
第7章 川柳作家・林ふじをのこと
著者等紹介
新垣紀子[シンガキノリコ]
1970年大阪市生まれ。編集者、ライター。桃山学院大学文学部卒業。川柳総合雑誌「月刊オール川柳」元編集長。NHK文化センター川柳講座講師
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