内容説明
人生のあり方がさまざまであるように、人間の死もさまざま。病死もあれば、不慮の死もあり、自然死もあれば、突然死もある。不運な事故や死そのものは避けられませんが、私たちの心掛け次第では、人生を有意義に過ごし、天寿を全うすることは可能。本書では、88歳となる今も現役で診療を続ける医師が、長年多くの患者を診てきた経験をもとに、生活習慣病や突然死の原因や発生状況、日常生活での注意点などを、症例を挙げて詳しく解説。また、今後の医療との理想的な関わり方について、医学界・経済界の著名人のエピソードを交えて紹介。
目次
第1章 突然死と生活習慣病―健康は富にまさる
第2章 予期せず起こる突然死―昨日の淵は今日の瀬
第3章 突然死の思わぬ落とし穴―治にいて乱を忘れず
第4章 院内突然死と訴訟―葬式すんで医者話
第5章 全人的医療と人生の達人―天は自ら助くるものを助く
著者等紹介
杉浦武朗[スギウラタケロウ]
1914年札幌に生まれる。広島県出身。1941年京都帝国大学医学部卒。陸軍軍医少佐を経て終戦の翌年京都大学第三内科にて臨床研究に携わる。医学博士。1958年から5年間米国ジョージタウン大学に留学。1967年から財団法人香雪記念病院理事、副院長、院長代理、顧問を経て1985年理事名誉院長。1991年香雪記念病院が桜が丘ホスピテルに改称された後も、引き続き診療業務に携わる。1999年同病院は閉鎖されたが、現在も複数の病院にて診療を続けている。兵庫医科大学講師、日本内科学会認定内科医、日本循環器学会認定循環器専門医、日本脈管学会特別会員、米国微小循環器学会正会員、国際内科学会正会員。内外雑誌に心臓、高血圧に関する研究論文を多数発表
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